【保存版】大阪の漢方薬局ナビ » 【悩み別】実績ある大阪の漢方薬局なび » 疲れ

疲れ

疲れとは

日常生活の中で、つい「疲れた」と言ってしまうことは、誰しもあることではないでしょうか。

この「疲れ」とは、長時間の運動や労働、精神的な作業などによって起こる諸症状の総称。たとえば、体の重さやだるさ、肩や腰のこり、目がずーんと重くなる症状、視界がぼやけたり見えにくくなったりする症状、原因不明の頭痛などがこれにあたります。

疲れはメンタルにも影響を及ぼし、やる気が出ない・悲観的になる・集中力を欠くなどの症状が出ることも。心身ともに疲れが蓄積している状況では、仕事をしていてもケアレスミスが多くなる傾向がありますが、これは疲れによる注意力の欠如が原因であることが多いようです。

根本的に疲れを取るためには、心身の栄養補給が欠かせません。栄養のある食事をとる・ゆっくり寝る・何も考えず頭を休めるなど、じっくり時間をかけて対処する必要があります。

一方で、疲れの原因は日々の生活で蓄積されるものだけではありません。がんや甲状腺、肝臓、心臓などの病気の症状として現れることもありうるのです。

もし「いくら休んでも疲れが取れない」ということであれば、こうした可能性も考慮するべきでしょう。「最近忙しいから…」「眠れていないから…」と自らを納得させる前に、自身の症状を調べてみたり、かかりつけ医や漢方薬局で相談をしてみるのも良いかもしれません。

疲れの原因について

厚生労働省の調査によると、疲れを自覚している人は60パーセントにも及び、しかもその3割以上の人が、半年以上も疲れを感じ続けている「慢性疲労」の状態にあるそうです。

ただ、疲れの直接的な原因というのは、まだよく分からない点が多いそうです。そのため、疲れを訴えて病院で診てもらっても、西洋医学ではほとんど診断名がつきません。

西洋医学における疲れの考え方

西洋医学においては、「慢性疲労症候群」などの状態を除き、疲れは病気ではないと考えられています。

そのため投薬治療などは行われず、疲れを感じたときはしっかりと食事や睡眠、適度な休息を取るなどして、疲労回復を図るように勧めるのが一般的です。

それでも疲れがとれない場合は、重篤な病気の可能性を考慮し、検査などを行っていきます。

漢方医学における疲れの考え方

漢方では、体には生命活動の源となる「気・血・水」があり、疲れはこれらのバランスが崩れてしまうことによって引き起こされると考えられています。

特に、生命エネルギーを司る「気」の状態に着目し、疲れの改善には、気の状態を整えたり、強めたりするというアプローチが行なわれます。また、血の巡りをよくしたり、胃腸の状態を整えたりすることで、食事によって栄養をスムーズに摂取できるようにするとともに、摂取した栄養がしっかりと体内に行き渡るようにするという取り組みも行われます。

疲れの回復をサポートする漢方

ここでは、疲れたときに服用することで、疲労回復が期待できる漢方薬を紹介していきます。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

漢方でいう「気」「血」が不足している状態に適した漢方です。

疲労倦怠感をはじめ、貧血や食欲不振、手足の冷えなどの不調を感じるときに用いられます。

また、病後・手術後・出産後などの著しい体力低下の際にも使用されます。

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

栄養状態の改善が期待できる漢方です。「人参」をベースにしていることから、「人参養栄湯」と名づけられました。

人参養栄湯には、滋養強壮作用や血行をよくする生薬が配合されています。漢方の概念でいうと、生命活動の根源的エネルギーである「気」、血液やその働きを示す「血」の両方が不足している『気血両虚』という状態の改善に効果が期待できます。補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)と同様、体力を回復させる「補剤」として、病後・手術後・出産後の体力低下、手足の冷え、貧血などの症状改善に用いられます。

また、咳などの呼吸器系症状にも向いているとされています。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

補中益気湯は、「中(体の内側)を補い気を動かす」という意味で名付けられた漢方です。「益気」には滅入りがちな気持ちをひきたてるという意味も込められています。

この漢方を用いることで、胃腸のはたらきを高め、食欲を増進させることで「気」を増やし、それを体内に巡らせることで疲れを改善していきます。胃腸の機能が弱ったことで疲労感や倦怠感を覚えている人や、普段から体質が弱い人、食欲がない人や、病後の衰弱時などに用いることで、状態の改善が期待できます。

疲れをためないためには

疲れがたまると、集中力や思考力が低下し、パフォーマンスが落ちてしまいます。短期的に無理をすることはよくあるかと思いますが、それを続けて疲れが蓄積されるとどんどんパフォーマンスが落ちてしまうため、長期的に見ればかえって非効率的です。

また、あまりに疲労をためすぎると、大きな病気につながってしまったり、精神を病んでしまったりと、回復に大きな時間を要するような事態に陥ることすら考えられます。

疲れを感じたときは決して無理をせず、しっかりと睡眠や休息をとって体調管理に努めましょう。ときには旅行やレジャーに行くなどリフレッシュの時間を設けるのも有効ですし、規則正し生活リズムを保つことや、栄養のバランスがとれた食事をしていくことも大切です。その中で、必要に応じて漢方の力を借りるというのも一つの手段です。

漢方は体質改善をサポートするものなので、ずっと飲み続けなければならないものではありません。その時の症状に応じて調整してもらいましょう。

最後に

現代人は、その多くが日々の生活の中で慢性的な疲労を抱えていると言われています。思い当たる節がある方も少なくはないでしょう。

若く健康なときはそれでも無理が効くところもありますが、そこでたまったダメージが数年後、数十年後に跳ね返ってくるということもじゅうぶんに考えられます。

疲れを自覚しているのであれば、たとえまだ余力があったとしても、思い切って休息をとるようにしてみてはいかがでしょうか。

漢方を使うことを考えているなら、まずは漢方薬局に足を運び、薬剤師に相談してみましょう。自分に必要な漢方を調合してもらえるだけではなく、生活の見直しについてのアドバイスもしてもらえますよ。