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胃の不調

胃の不調について、漢方ではどのように捉えているのでしょうか。また漢方で胃の不調を改善する場合、どのような漢方が選ばれるのでしょうか。

ここでは、胃の不調に関する西洋医学・漢方視点の考え方について解説しています。

取り上げるトピックスは、「漢方医療から見た胃の不調の原因/考え方」「西洋医療から見た胃の不調」「胃の不調に使用される漢方」の3本です。

胃の不調に対する漢方と西洋医療の考え方の違いを比較しながら、ぜひチェックしてみてください。

漢方医療から見た胃の不調の原因・考え方

胃の不調が起きる原因について、漢方では、体を支える3本の柱「気・血・水」のうち、「気」が不足がして「気虚」に陥っているために引き起こされる症状です。つまり、体が元気さを失って「気虚」の状態に陥っていることが原因と考えます。

「気」は体全体の元気さのこと、「気虚」はその元気が衰えている状態のことです。ストレスや睡眠不足などで気持ちが衰えると、抵抗力や機能低下に繋がり、胃の不調を招いてしまうと考えられているのです。

ちなみに「気・血・水」の「血」は体の栄養、「水」は文字通り水分のことを指します。

こうした考え方を踏まえ、胃の不調に対しては、冷えた胃腸を温めて血行を促したり、緊張を解いたり、水の滞留がある場合は水分を排出させたりといった対処を行います。

代表的な漢方には六君子湯、四君子湯、安中散があり、症状や体質に応じて適切な仕方で活用されています。

西洋医療から見た胃の不調

西洋医療においては、胃の消化機能が低下することが原因だと考えられています。食べ物がスムーズに消化できず小腸へ流す力がないため、食べ物が胃の中に留まり続けていることが原因だ、という考え方です。

胃の消化機能が正常なら、食べ物は長くても5時間程度で消化され小腸へ送られますが、何らかの原因で胃の働きが低下すると、正常な消化活動が行えなくなり、胃もたれやムカムカを引き起こしてしまいます。

胃の消化機能が弱くなる原因は、食べ過ぎ飲み過ぎ・お酒・たばこ・刺激物の過剰摂取・睡眠不足・その他生活習慣の悪化や不摂生などが挙げられます。

ただし、症状の質や期間によっては、病変の可能性もあるとして、西洋医療では慎重な検査が行われます。

胃の不調を引き起こす病気は、胃潰瘍や胃がん・ポリープ・食道病変などです。胃もたれなどの一次症状が長引いたり、食欲不振や胃痛を伴うような場合は、こうした病変の可能性もあります。

西洋医療では、胃の消化機能の低下が不調を引き起こすと見ており、あくまでも「胃」そのものに原因があります。漢方ように体全体の元気が不足している、という考え方は一般的ではありません。

胃の不調に使用される漢方

胃の不調でよく使用される漢方には、六君子湯(りっくんしとう)、四君子湯(しくんしとう)、安中散(あんちゅうさん)があります。

いずれも構成生薬などで共通点が多々ありますが、適応症など相違点もあるので、特徴を細かく見分けた上で、使用者の症状や体質に合った漢方方剤を使用する必要があります。

六君子湯(りっくんしとう)

六君子湯は蒼朮、茯苓、人参、半夏など8つの生薬からなる漢方です。

体力中等度以下で、胃腸が弱くて疲れやすい、みぞおちがつかえるななどの傾向がある人に使用され、「気」を補い胃腸のはたらきを高め、胃もたれなど胃の不快感を改善させる効果を期待できます。

四君子湯(しくんしとう)

四君子湯は蒼朮、茯苓、人参など6種類の生薬からなる漢方です。

細身で顔つやが悪く、疲労の傾向にある人に用いられ、胃腸の働きを強化したり水分停滞の改善をサポートします。

安中散(あんちゅうさん)

安中散は神経性胃炎や慢性胃炎など、いわゆる機能性ディスペプシア(胃腸症)に用いられる漢方です。

体力中等度以下で、胃痛や胃もたれ、冷え性のある方におすすめされます。胃痛や胃もたれ、食欲不振、胸やけなどの改善を助けてくれます。