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冷え性

冷え性とはどういう状態のこと?

冷え性は、手や足の先など四肢の末端や上腕部、大腿部などで、冷えているような感覚が常に感じられる状態のことです。全身ではなく手足の末端など該当箇所のみに冷えを感じるケースが、女性を中心に多くなっています。

冷え性に伴う慢性的な血行障害は、胃痛や便秘、腰痛、神経痛、肩こりなど、さまざまな症状を引き起こすといわれています。また、女性の場合は約7割が冷え性に悩まされているというデータもあり、関節痛や末端の痺れ、生理痛、月経不順、肌荒れ、めまい、イライラなどを伴うケースも多いようです。

冷え性は、よく聞く症状ではありますが、西洋医学においては正式な病気とは定義されていません。一方で東洋医学で冷え性は『未病』と呼ばれており、病名はついていないものの「改善するべき疾患」として捉えられており、漢方などを使った症状の改善が図られています。

漢方における冷え性のタイプ

.漢方においては、冷え性は大きく4つに分類されています。

1.手足の冷え性(抹消循環不全)

足や手の冷え症は、手先、足先といった末端から上に向かって範囲が広がっていきます。漢方では、例えば足首から下がいつも冷たい、という症状がある場合に漢方薬を飲むことをすすめています。

2.手指・つま先の冷え性+のぼせ

末端の循環不全に加え、「のぼせ」があることが特徴です。自律神経系のアンバランスによって引き起こされ、頭がぼーっとするなどの症状があります。

3.腰から下の冷え性

腰から下の冷え性では、腰や太ももなど、下半身の冷えを感じます。一方で、冷え性の方に多い「手の冷え」は出ないというケースも。この症状は、骨盤内の血の戻りがよくないことが原因とされています。

4.腹部の冷え性

腹部の冷え性を自覚する人はあまり多くないのですが、漢方医学においては『裏寒(りかん)』という重要な病態とされています。 裏寒とは、ストレスが原因で代謝が落ち、その結果として身体の中心が冷えてしまう状態のことです。

腹部が冷えると消化機能が低下することに加え、婦人科疾患(月経不順・月経痛・不妊症)もみられますが、西洋医学では明確な治療法がないとされています。

冷え性の原因

『冷え性』という名称から、「体を温めればいい」と思われている方は多いかもしれません。ただ、冷え性を改善するためには「なぜ冷え性が起きているのか」を確認した上で、その原因に対してしっかりとケアをしなければいけません。場合によっては、温めることでのぼせてしまったり、気分を悪くしてしまったりすることもあるので注意が必要です。

冷え性については、大きく分けて「体で熱を作り出せないタイプ」と「循環が滞り、熱が行き渡らないタイプ」という二つの原因があるとされています。こちらでは、それぞれについて紹介していきます。

体で熱を作り出せないタイプ

体内でうまく熱を作れないために、熱量自体が不足してしまっているタイプです。熱が足りないため、必然的に体が温まらず、全身が冷えやすくなります。原因としては、もともとの体質による場合もありますが、慢性的な疲労、老化、胃腸が弱っていることや、無理なダイエットによる栄養・カロリー不足などが挙げられます。

循環が滞り、熱が行き渡らないタイプ

体に熱はあるものの、うまく循環せずに熱が行き渡らないというタイプです。この場合、体の末端に冷えが出ることが多くなります。原因としては、食生活の乱れや運動不足、ストレスなどの生活習慣の乱れ、自律神経のバランスの乱れなどが考えられます。また、体に熱自体はあるので、無理に温めようとすると逆に体調不良を招きかねません。

冷え性に使用される漢方薬

冷え性に使われる漢方は、症状によって変わってきます。ここでは、代表的なものをいくつか紹介していきます。ただ、実際に服用する際は、薬剤師のカウンセリングを受けて、適したものを処方してもらうようにしましょう。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血行が悪い人や、むくみがちの人の冷えにいいとされている漢方です。血行を改善して体を温める効果や、ホルモン・自律神経のバランスを整える働きも期待できます。さらに、生理痛や生理不順などの改善にも役立つとされています。

逍遥散(しょうようさん)

気分をリフレッシュさせ調子を整える働きがあり、精神的なストレスに端を発する冷えに効果があるとされています。また、更年期によくあるイライラの解消にも効果的と言われています。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

疲れやすい、生理時の疲労感、過労や体力不足などに起因する冷えに効果が期待できます。血の流れをスムーズにすることで体に熱を伝え、手足の冷えや貧血、生理不順などの症状を和らげる効果があるとされます。また、疲労感の回復にもつながります。

温経湯(うんけいとう)

冷えの進行によるほてりなどの症状に効果があるとされています。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

手足が冷えやすい、あるいは冷えが原因の腰痛、むくみ、しびれなどに効果があるとされています。夜中に何度もトイレにいく、頻尿の症状の改善も期待できます。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

手足の冷え、特に下肢の冷えが強く、下肢や下腹部が痛くなりやすいときや、そこから生じる頭痛、下腹部痛、腰痛、下痢、月経痛などの改善が期待できます。

日常生活でのケアも心掛ける

冷え性の改善には、食事や日頃の養生なども大切です。海老や生姜などの体を温めるものを食べる、下半身を冷やさないようにするなど、漢方の服用と合わせてできるケアをしていくことも、症状の改善を図る上で心掛けていきたいところですね。

漢方薬局なら症状にぴったりの漢方を選んでくれる

漢方の世界において、冷え性はさまざまな体調不良を引き起こす遠因と考えられており、古くからさまざまな漢方薬が研究されてきました。もし、冷えについて悩みを抱えているのであれば、一度漢方を試してみてはいかがでしょうか。薬剤師さんに悩みを伝えれば、症状に合わせた漢方の処方など、体調の改善につながる処置をしてくださるはずです。また、生活に関するアドバイスがもらえることも多いので、聞いてみるといいでしょう。