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アトピー・アレルギー

アトピー・アレルギーの改善に実績のある大阪の漢方専門薬局を厳選して紹介。アトピー・アレルギーに対する漢方薬の効能についてもまとめています。

アトピー・アレルギーの改善に実績のある漢方薬局3選

春風漢方薬局

春風漢方薬局_公式キャプチャ画像
引用元HP:春風漢方薬局
http://harukaze-kanpou.com/

店主自らの実体験をいかし
相談者に寄り添うカウンセリングが評判


春風漢方薬局の店主は、高校2年の時からアトピー性皮膚炎で苦しんでいたそうです。皮膚科に通っても改善することなく、痛みや痒みに悩まされ、夜は眠れない日々を過ごしていました。しかし、漢方薬を利用したところアトピーが完治したんだとか。その経験をいかし、悩む相談者に寄り添ったカウンセリング・処方が評判です。

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春風漢方薬局の口コミ・評判

男性の横顔のイラスト

中学生の頃からアトピーでした。30代は食生活に気を付けていたので症状が落ち着いていたものの、40代になってから再発。特に顔や首のあたりが赤くなり、痒みもひどく、範囲も広がって上半身全体が辛い状態になりました。漢方薬を飲み始めて1か月後、痒みが少しマシになり、夜も眠れるように。5か月後には赤みが完全に引き、痒みも楽になりました。1年半後には、痒みも消え、皮膚もキレイになり、快適に過ごしています。

男性の横顔のイラスト

小さい頃からアトピーで、大学に入ってからかなりひどい状態になありました。漢方薬を飲み始めて半年間はあまり効果が見られませんでしたが、それを過ぎた頃から痒みが少しずつ消え、夜も掻き毟ることはなくなりました。2年経過すると、痒みも乾燥もなくなりました。

女性の横顔のイラスト

40代女性。アトピーによる全身の痒み、赤い炎症、乾燥が強く、痒くて夜なかなか寝つけず、何回も目が覚める、という状態でした。漢方薬服用3か月後、赤みが引き、夜も眠れるようになりました。半年後には、顔の赤みもなくなり、10か月後からは痒みも乾燥も消えました。

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春風漢方薬局の基本データ

所在 大阪府豊中市寺内2丁目2-22 シャトーエデン 109
アクセス 地下鉄 御堂筋線 緑地公園駅(北大阪急行)徒歩1分
営業時間 平日/9:00~19:30
土曜/9:00~18:00
定休日 日、祝日
相談受付方法 メール、電話
平日/9:00~19:30
土曜/9:00~18:00

漢方百草園薬局

漢方百草園薬局公式キャプチャ画像
引用元HP:漢方百草園薬局
http://100souen.co.jp/

アトピーの症状を10タイプに分けて
きめ細かな漢方の処方を実施


アトピー性皮膚炎は、病気にかかりやすい体質、食生活、生活様式、低体温、ストレスなどの要因が複雑にからんで発生するのではないかと言われています。漢方百草園薬局では、西洋医学のように、痒み止めやステロイドを対症療法で処方するのではなく、アトピーの状態から10のタイプに分け、それぞれ異なる漢方の処方をします。

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漢方百草園薬局の口コミ・評判

女性の横顔のイラスト

自分の体質や症状について丁寧に説明してくれました。最近の漢方薬は錠や顆粒、シロップ剤もあって煎じる必要がなく、とても飲みやすいですね。処方された漢方薬を飲みおわったら、また相談に来たいです。

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漢方百草園薬局のデータ

所在 大阪府藤井寺市岡2-8-9
アクセス 藤井寺駅北西出口の階段を下りて徒歩約30秒
営業時間 10:00~19:00
定休日 日曜、祝日、月曜日不定休 
相談受付方法 来店、電話、メール
10:00~19:00

廣田漢方堂薬局

廣田漢方堂薬局_公式キャプチャ画像
引用元HP:廣田漢方堂薬局
http://www.hirota-kanpodo.com/

アトピー性皮膚炎を改善するために
初心で患者の体の状態を細かく分析


西洋医学的な概念も取り入れた独自の理論で処方。初診は患者の体の状態を細かく分析し、漢方を調合するとともに、これからすべきことをわかりやすく丁寧に説明します。アトピー性皮膚炎の症状を改善するには、実際に皮膚の状態を詳しく診なければならないため、一部の場合を除き、電話相談は行っていません。

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廣田漢方堂薬局の口コミ・評判

女性の横顔のイラスト

20代になってアトピーと診断され驚きました。ステロイドは根本治療にならないと知り、体質改善をめざし漢方を始めました。先生は毎回しっかりと漢方のこと、生活習慣、食事について説明してくれて、信じつづけようと思いました。半年経ってから目に見えて症状が良くなり、症状がひどくなった時は先生に処方を変えてもらったりしています。

女性の横顔のイラスト

生後7か月でアトピー性皮膚炎という診断。治ったらまた出てきての繰り返しで悩んでいました。こちらの薬局にしたのは、偶然サイトを見つけたからです。今では少し乾燥する程度で、痒みもほとんどなくなり、機嫌のいい時間が長くなってきました。

女性の横顔のイラスト

子ども二人が生まれてすぐアトピーと診断されました。全く良くならず、最後の希望で伺いました。飲み始めて2か月、痒みで眠れない日々が続かなくなり、少しずつ改善されています。母親である私のストレスも減り、本当に感謝しています。

女性の横顔のイラスト

夜中は血だらけになるほどかいてしまい、痒みと痛みで眠れませんでした。こちらの漢方を飲み始めてから、痒みがなくなり、眠れるようになりました。顔や肘、膝の皮膚にも潤いが出て、だいぶ良くなってきています。

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廣田漢方堂薬局の基本データ

所在 大阪府大阪市港区弁天4-5-1
アクセス JR「弁天町」駅より徒歩3 分
地下鉄中央線「弁天町」駅より徒歩3 分
営業時間 平日/10:00~18:00
土曜/10:00~14:00
定休日 日曜、祝日
相談受付方法 受付時間内に、電話 かWEBにて予約(完全予約制)
平日/10:00~18:00
土曜/10:00~14:00

アトピー・アレルギーに対する漢方薬の効能

アレルギー体質の人は、体内に抗原(アレルゲン)が入ると過剰な防衛反応をとってしまい、痒みや発熱・発赤などの症状が出てしまいます。花粉症などに代表されるアレルギー性鼻炎をはじめ、アトピー性皮膚炎、じんましん、気管支ぜんそく、蕎麦アレルギーなどさまざまなアレルギーがあります。なかには、生命にかかわるショック状態を引き起こすものも。

西洋医学では、まず血液検査を行い、免役グロブリンEという抗体の有無を調べて、アレルギー性の疾患かどうかを確かめます。アレルゲンを特定したら、抗原の水溶液を皮膚の下に注射し、徐々に体を慣らしていく減感作療法を行います。使用する薬は、抗ヒスタミン剤や抗炎症剤、抗アレルギー剤です。アトピーなら、抗ヒスタミン剤やステロイドホルモン剤による薬物療法が中心となります。

一方、東洋医学の漢方薬治療では、アトピーやアレルギーに関して身体の免疫力を高めたり、体質改善を行うことを主な目的として用います。アトピーは精神不安やストレスで発症することもあるので、不安やストレスを解消するために漢方を用いることも珍しくありません。

いずれの場合も、症状が激しい時は西洋医学の治療を優先しましょう。反対に、症状が慢性化している場合や、西洋医学治療によって食欲不振や倦怠感がある場合には、漢方薬を併用すると効果が高まる可能性があります。

以下の薬が、よく用いられるものです。

消風散
(しょうふうさん)
【アトピー、じんましん】患部がジュクジュクしていて痒みが強い人に向いている漢方薬です。
十味敗毒湯
(じゅうみはいどくとう)
【アトピー、じんましん】皮膚疾患になると化膿しやすいタイプのアトピーやじんましんに処方されます。妊娠の可能性がある人は服用できないので注意してください。
黄連解毒湯
(おうれんげどくとう)
【アトピー】患部がジュクジュクしていて赤みがあり、肌が乾燥している人に向いています。
温清飲
(うんせいいん)
【アトピー】皮膚が乾燥しやすく、女性ホルモンの影響でのぼせやすい人に向いている漢方薬。
小青竜湯
(しょうせいりゅうとう)
【花粉症】水分の多い痰や鼻水、くしゃみ、目の痒みを抑えるために処方されます。
苓甘姜味辛夏仁湯
(りょうかんきょうみしんげにんとう)
【花粉症】水分の多い痰、咳が続くときに処方されます。冷え性が続いていてあまり体力のない人に向いています。
当帰飲子
(とうきいんし)
【アトピー】冷え症で、皮膚が乾燥して起こる分泌物の少ない湿疹や皮膚炎、かゆみに向いている漢方薬です。
葛根紅花湯
(かっこんこうかとう)
【アトピー】アトピー性皮膚炎の後に残る赤み(酒さ)やほてりの改善などに処方される漢方薬です。
小柴胡湯
(しょうさいことう)
【アトピー】肺炎、気管支炎、慢性肝炎における肝機能障害の改善などの処方されますが、甘草に働きかけてステロイドと同じような作用があるため、かゆみの改善に用いられることもあります。
インターフェロン製剤を投与中の患者や肝硬変、肝癌の患者は使用できません。

アトピー・アレルギーに対する漢方薬の効能

アトピー・アレルギーに対する漢方の効能についてみていきましょう。

消風散(しょうふうさん)

皮膚科専門医の診察する9施設でのアトピー性皮膚炎患者35例(4例脱落)に対する4週間の臨床試験の結果、68.8%の有用度が報告されている。同時に行なわれた脂漏性湿疹30例、貨幣状湿疹15例、慢性湿疹31例の有用度は、それぞれ、81.5%、78.6%、66.7%であった。

出典:富山医科薬科大学医学部皮膚科:漢方療法[PDF]
http://www.kyudai-derm.org/atopy_ebm/2004/16/pdf/12kanpou.pdf#search=%27%E6%B6%88%E9%A2%A8%E6%95%A3+%E3%82%A8%E3%83%93%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B9%27

臨床結果で、アトピー性皮膚炎だけでなく、脂漏性湿疹や貨幣状湿疹、慢性湿疹などの皮膚トラブルの改善効果が見られた漢方です。

メリット

水虫や蕁麻疹などのさまざまなかゆみに効果的。長期的に服用すれば体質改善にもなる。

デメリット

じゅくじゅくした湿疹やかゆみに効果的で、湿気を乾燥させる働きがあるため、乾燥によるかゆみには不向き。適した症状に用いないと症状が悪化してしまう危険性もある。

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

慢性湿疹、アトピー性皮膚炎35例につき、対象薬をフマル酸クレマスチンとして十味敗毒湯の8週間連続投与による同時対象比較試験の報告である。アトピー性皮膚炎患者に対し、8週間後のかゆみの程度および皮膚所見において、十味敗毒湯はフマル酸クレマスチンと同等の効果を示した。

出典:富山医科薬科大学医学部皮膚科:漢方療法[PDF]
http://www.kyudai-derm.org/atopy_ebm/2004/16/pdf/12kanpou.pdf#search=%27%E6%B6%88%E9%A2%A8%E6%95%A3+%E3%82%A8%E3%83%93%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B9%27

アレルギー性皮膚疾患(蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、瘙痒症)、アレルギー性鼻炎、などの症状の緩和に役立つフマル酸クレマスチンという成分と同じ働きがあることが分かっています。

メリット

じんましんや急性湿疹、水虫などさまざまなタイプのかゆみに有効。化膿しやすい人の体質改善にも効果的。

デメリット

低カリウム血症や血圧上昇、むくみ、体重増加等の偽アルドステロン症が重大な副作用として現れる可能性があるので、服用する際には注意が必要。

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

黄連,黄 ,黄柏,山梔子からなる。黄連・黄 ・黄柏で清熱解毒し,湿熱を取る.さらに黄柏が虚熱を冷まし,山梔子で清熱涼血すると 同時に利水する。のぼせ,赤ら顔などの身体上部の症状を治す一方,精神を鎮静させる作用が強い。瘙痒,紅斑,炎症をとるのに適している。炎症の強い湿潤局面に適する。アトピー性皮膚炎で瘙痒をとりたい場合の第 1選択薬である。

出典:京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学:皮膚科領域の漢方療法[PDF]
http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/125/125-2/nakai1252.pdf#search=%27%E9%BB%84%E9%80%A3%E8%A7%A3%E6%AF%92%E6%B9%AF+%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%BC+PDF%27

アトピー性皮膚炎特有の肌のほてりや赤みの改善だけでなく、肌のかゆみを緩和する効果が期待できます。

メリット

清熱作用があるため、かゆみだけでなく肌の赤みやほてりの改善にも効果的。めまいや動悸、いらいらなどの精神状態にも作用するため、精神を落ち着かせたい時にも有効。

デメリット

粉末のものは独特なにおいと味があり、飲みにくさを感じることもある。
間質性肺炎や肝機能障害、黄疸、腸間膜静脈硬化症などの重大な副作用が現れる可能性があるので、服用する際には注意が必要。

温清飲(うんせいいん)

アトピー性皮膚炎の顔面潮紅を対象として温清飲を投与し,その臨床的有用性を検討した。その結果,まず温清飲単独使用10例については,著効 1例,有効2例(合せて30%)であり,効果出現および判定時期はいずれも投与後2週間以内であった。有効以上30%という有効率はけっして高いとはいえないが,自然経過,悪化因子の除去,併用薬の単独の効果など他の要因による改善の可能性をできる限り除外したうえで,難治性といわれているこの潮紅の30%が投与後2週間以内に明らかに改善したことは,温清飲の有用性を示すものとして評価してよいと考えられる。

出典:日本東洋医学雑誌:アトピー性皮膚炎の顔面潮紅に対する温清飲の有用性の検討[PDF]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed1982/46/5/46_5_753/_pdf/-char/ja

温清飲(うんせいいん)は、アトピー性皮膚炎による、顔の赤みの改善に効果が期待できます。

メリット

血行を良くしたりホルモンバランスを整えたりする効果もあるため、生理不順や冷え性、更年期障害などに悩む女性の症状を改善する働きもある。

デメリット

間質性肺炎や肝機能障害、腸間膜静脈硬化症などの重大な副作用が現れる可能性があるため、服用する際には注意が必要。もし肝機能に異常があったり腹痛や腹部膨満感が頻繁に起こるようなら、すぐに服用を中止して診察を受ける必要がある。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

補中益気湯はアトピー性皮膚炎に対する漢方処方として、アトピー性皮膚炎の内因を改善するための補剤として使われています。

アレルギーには、アレルゲンや心因などさまざまな原因が関わっているとされていますが、アトピー性皮膚炎の患者さんのうち「気虚」が顕著な場合には補中益気湯が用いられます。

免疫機能を高めることによって、体の防御機能を回復させ、気虚を改善させて西洋医学的な治療を補完することができるとされています。

アトピー性皮膚炎の患者さんに対して行った治療研究によると、西洋医学的な治療のみで観察を行った3歳から25歳までの患者さんに、西洋医学的治療に加えて補中益気湯エキス(内服薬)を追加して推移を見たところ、症状の改善に有効と答えた人の割合が、全体の89%以上にものぼりました。

同様の試験を3歳から16歳の若い患者さんに対して行ったところ、188名のアトピー性皮膚炎の患者さんのうち、3ヶ月から6ヶ月後に有用以上の効果が得られた割合が全体の62%、やや有用以上が85.9%にのぼりました。

また、4週間以上の標準治療で改善しない難治症例の20歳から40歳の91名の患者さんについて、補中益気湯を使った24週間の内服試験を行ったところ、こちらも3ヶ月・6ヶ月後に皮疹の改善が確認できました。

試験結果では、皮膚炎の難治例についても、気虚をともなうケースについては補中益気湯が補完的な役割を示す可能性が示されました。

安全性に関しても特に問題となる症状は認められず、補中益気湯は気虚をともなうアトピー性皮膚炎について、症状の回復や日常生活に支障のない状態、または薬物療法をあまり必要としない状態により早く到達させるために有効であると確認されています。

参考:(PDF)日薬理誌132:アトピー性皮膚炎に対する補中益気湯の臨床的評価[PDF]

加減一陰煎加亀板膠(かげんいちいんせんかきばんきょう)

アトピー性皮膚炎は表皮の角層にある水分が減ることによって、皮膚の乾燥状態が起こり、そこからバリア機能が低下して発症しやすくなるとされています。

研究では、乾燥性紅斑型アトピー性皮膚炎の5つの症例に対して、加減一陰煎加亀板膠を使った漢方を用いたところ、一定の効果がみられました。

一例として、ステロイド外用剤と抗アレルギー剤による治療を受けていた23歳の女性が、加減一陰煎加亀板膠を服用したところ、顔の潮紅とむくみが激減し、かゆみや灼熱感などがいずれも軽快されました。

治療から1ヶ月程度が経過すると、顔の紅斑が消失、ステロイド外用剤や抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤の中止が可能になり、それ以降は漢方を継続するのみで経過も良好になりました。

保育園に通園する5歳の患者さんについても、皮膚科で全身へのステロイド外用剤による治療を受けて、加減一陰煎加亀板膠を服用したところ、全体の皮膚のかゆみが軽減、ステロイド剤の使用もひじとひざのみの使用に限られ、皮膚の黒ずみが薄くなりました。

治療から4ヶ月後には皮膚の乾燥とかゆみがさらに改善、ステロイド外用剤を使わずに生活することが可能となり、以後も経過良好に推移しています。

このように、アトピー性皮膚炎における乾燥性紅斑型の症状に対しては、加減一陰煎加亀板膠を応用することで比較的短期間での治療が可能となることがわかっています。

アトピー治療に効果が高いとされるステロイド外用剤についても、加減一陰煎加亀板膠の服用によって離脱が可能となっており、ドライスキンによる肌のバリア機能障害の改善に効果が高いことが判明しています。

加減一陰煎加亀板膠は消炎効果がそれほど強くはないものの、角層を保護するための皮脂の分泌を促進する「養血」の効果が高いために、内側からドライスキンへの予防に効果が期待できるとされています。

また、皮膚炎が消えた後も服薬を続けることで再発防止にもなるため、内側からのスキンケアに効果の高い漢方と考えることができます。

参考:(PDF)日本東洋医学雑誌 第48巻第5号:アトピー性皮膚炎の漢方治療に対する考察[PDF]

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

鼻アレルギー患者に対し小青竜湯を1回2.59を1日3回投与したところ,重症な患者ほど有効率が高く,その有効率は重症で85.7%,中等症49.9%,軽症で28.6%であったと述べている。

出典:二重盲検比較試験:小青竜湯の通年性鼻アレルギーに対する効果[PDF]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibirin1925/88/3/88_3_389/_pdf

花粉症などの鼻に対するアレルギーを持っている患者が小青竜湯を摂取したところ、重症者の方が有効性が高いことがわかっています。

メリット

気管支炎や喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症などさまざまな鼻炎に効果的。

デメリット

胃腸の弱い人や発汗しやすい人、高齢者などには向かない傾向にある。
間質性肺炎や偽アルドステロン症、ミオパチー、腸間膜静脈硬化症などの重大な副作用が現れる可能性があるので、服用する際には注意が必要。

苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)

22例の鼻アレルギー患者に苓甘姜味辛夏仁湯を投与した。 改善率は77%であったが,中等度改善以上では,27%であった.副作用はみられなかった。 中等度改善以上で小青竜湯は38%,苓甘姜味辛夏仁湯は27%を示した。

出典:前田 稔彦・松永 喬:鼻アレルギーに対する苓甘姜味辛夏仁湯の臨床効果[PDF]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibirinsuppl1986/1997/Supplement92/1997_43/_pdf

鼻アレルギーを持つ患者が苓甘姜味辛夏仁湯を摂取したところ、約7割が改善したと報告があります。

メリット

花粉症やアレルギー性の鼻炎だけでなく、冷えに伴う咳や鼻水などにも効果的。風邪薬が飲めない時にも、体に負担をかけずに症状を緩和することができる。

デメリット

強いにおいと独特の酸味があるため、飲みにくさを感じることがある。 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、むくみなどの副作用が現れる場合もあるので、服用には注意が必要。

当帰飲子(とうきいんし)

皮膚掻痒患者に当帰飲子の漢方薬やほかの処方薬を投与した結果、当帰飲子と黄連解毒湯エキス顆粒を同時に内服した場合は90%、当帰飲子のみの場合は68%の確率で、かゆみの減少や消失などの有用性が認められています。

同時に行った抗ヒスタミン剤の処方では有用性は74%でしたが、眠気や倦怠感などの副作用がないため、黄連解毒湯エキス顆粒と当帰飲子の組み合わせによるアトピー性皮膚炎の改善は、副作用が少なく非常に効果が高いと言えます。

メリット

副作用が少な目で比較的飲みやすい。単一での処方でも効果を感じられるが、ほかの漢方薬と組み合わせることで、皮膚のかゆみや湿疹などにさらに高い効果を発揮させることができる。

デメリット

乾燥した湿疹やかゆみに有効なので、炎症を伴うものや浸出液の出るタイプのかゆみには適していない。単一の処方より、ほかの漢方薬と組合わせた方が効果が出る場合もある。

出典:日本東洋医学会:漢方治療エビデンスレポート

葛根紅花湯(かっこんこうかとう)

血行促進効果のある紅花を乾燥させたものを使用した漢方薬です。ほかに、解熱作用のある葛根や清熱作用のある黄連、補血作用のある芍薬、大黄、甘草などいくつもの漢方を組み合わせたものになります。

いわゆる酒さ(しゅさ)と呼ばれる赤ら顔やほてりに効果的で、酒さ鼻となった患者に葛根紅花湯(大黄0.3g)を処方したところ、3週間後には鼻全体の発赤が軽減して顔全体の赤みが改善したという報告があります。< /p>

また、黄連解毒湯を用いてアトピー性皮膚炎の症状が減少した患者に葛根紅花湯(大黄1g)を処方したところ、2カ月後には鼻口唇部の紅斑がなくなり、さらに6カ月後には鼻口唇部の色素沈着がわずかに残る程度にまで改善したという例もあります。

これらのことから、アトピー性皮膚炎などのかゆみが収まった後に残ってしまう皮膚の赤みや、顔全体の皮疹などに効果的であることがわかっています。

メリット

アトピー性皮膚炎などのかゆみだけでなく、皮膚炎の後に残る赤みや皮膚表面の発赤などを改善する効果もある。特に目立ちやすい顔全体の皮疹に大きな効果を発揮するため、ステロイド外用薬の中止や減少も可能。

デメリット

慢性的な症状を抑える必要があるため、効果が現れるまで数年間の長期的な服用が必要になる。

出典:日本東洋医学雑誌:難治性の顔面の皮疹に葛根紅花湯が著効した3症例

小柴胡湯(しょうさいことう)

小柴胡湯に含まれるサイコサポニンは抗炎症作用があり、直接肝臓に働きかけることによって、ステロイドと似た作用があるということがわかっています。

そのため、ステロイド外用薬の離脱や減少にも効果的で、五苓散料と組み合わせた柴苓湯を用いた治療法でアトピー性皮膚炎の症状が改善された例も報告されています。

その反面、肝機能障害や慢性胃腸障害に広く使われている小柴胡湯の副作用として、間質性肺炎が報告されており、安易に用いすぎないよう注意喚起がなされています。

メリット

ほかの治療法と組み合わせて、アトピー性皮膚炎のそう痒・潮紅・丘疹・肥厚·苔癬化・掻破痕について有意な改善が見られる。
ステロイドに似た働きがあることから、外用・内服ステロイドの離脱や減量を図れる。

デメリット

使い過ぎにより間質性肺炎の副作用が発生する可能性がある。持病のある人や別の薬を処方されている人は利用できない場合がある。

出典:全日本民医連:くすりの話 漢方薬~小柴胡湯(しょうさいことう)の危険

出典:西日本皮膚科:アトピー性皮膚炎に対するカネボウ柴苓湯の臨床的有用性の検討